Plant Sketching Exhibition 四季の家で高橋長三郎植物スケッチ展 2013


寺家ふるさと村四季の家で、今年も高橋長三郎さんの植物スケッチ展が催された。


高橋長三郎植物スケッチ展

「寺家とその周辺を彩る里山の花」

2013年5月25日~30日



絵入りの案内状



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四季の家を訪れると、高橋さんと24種類の花々が待っていた。



展示風景



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メッセージ



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里山の花を訪ね出会える幸せ

 里山の豊かな自然が少なくなる中、「寺家ふるさと村」は今なおその姿が残され人々の心に潤いをもたらす貴重な場になっています。
 現在は、前よりやゝ花が少なくなり生気のとぼしいものも目につきます。しかし、「今年も咲いたね。よかった。」と声をかけます。
 自然が好きな私は、10年余り前から四季折々寺家を訪れ、里山の花に出会えた喜びをこめてその自然な美しさをスケッチしてきました。その種類は150を越えました。86才の今、里山や緑地等の花たちを訪ねることの幸せも改めてかみしめています。
 今回は、この周辺でスケッチしたものも共に展示しました。「寺家ふるさと村」の良さや自然の大切さを受けとめていただく一助になれば幸いです。
 平成25年5月
            高橋長三郎





応対する高橋さん



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作品の前で



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関連

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展示作品集




高橋さんに一枚ずつ光りの反射の少ない場所に移して頂き撮影しました。



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01
キランソウ シソ科
花期 3月~5月
春早く地面にはりつくように葉を広げ濃紫色の唇形花を多数つける。その姿から別名をジゴクノカマフタという。


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02
ツクバキンモンソウ シソ科
花期 4月~5月
キランソウやジュウニヒトエと同じ仲間。唇形花の上唇が1ミリより短い。この辺では多くないが、寺家では毎年見られるので大切にしたい。日本海側で見られるのはニシキゴロモ。


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03
ジュウニヒトエ シソ科
花期 4月~5月
やゝ明るい林縁に生える。唇形の花が重なって咲く姿を昔の女官の「十二単」(ジュウニヒトエ)にたとえた。茎や葉に白い毛がいっぱい。落ちついた美しさか、園芸種とひと味ちがう。


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04
ゲンゲ(レンゲソウ) マメ科
花期 4月~6月
田一面をピンクに染めるゲンゲは春の風物詩だった。ゲンゲを摘んで首飾りにしたのも過去のことか。ハチミツの蜜源でもある。


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05
ナズナ アブラナ科
花期 3月~6月
ペンペン草。実の形が三味線のバチに似て振ればペンペンを鳴る。「ひとり旅三味線草を鳴らしゆく」の句がある。古くから食用にした春の七草のひとつ。


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06
キブシ キブシ科
花期 3月~4月
冬枯れの里山に淡黄緑色の花房を垂れ下がるを見ると春到来の喜びを感じる。木の仲間で雄木と雌木が異なる。


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07
ナノハナ(白菜) アブラナ科
花期 3月~4月
以前菜の花・菜種といわれたアブラナは今は少ない。今はセイヨウアブラナをさす。春の節句に供えるのはこの白菜のナノハナ。


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08
ナノハナ(コマツナ) アブラナ科
花期 3月~4月
「菜の花畑に入り日うすれ」これも里山の一風景。植物学的にはアブラナ科アブラナ属全体の花をさし、ハクサイ、コマツナ、カラシナ、野沢菜等、野菜として栽培されるものが多い。


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09
セイヨウアブラナ アブラナ科
花期 3月~5月
アブラナは弥生時代、中国から渡来したといわれる。菜種・菜の花と呼ばれる。種子から油をしぼったのが菜種油(江戸時代前から)。現在はセイヨウアブラナが多くなった。


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10
スイバ タデ科
花期 5月~8月
別名スカンポ。かむと酸っぱい茎、葉を使ってままごと。風にゆられて花粉を散らすおしべ(雄株)、細かく分かれて花粉をとらえる柱頭のあるめしべ(雌株)、風媒花の代表。


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11
コウゾリナ キク科
花期 5月~10月
剃刀菜(カミソリナ)。茎や葉に剛毛がありさわるとゾリゾリとざらつく。花期が長く、よく目立つようになった。今も各地に多い。


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12
ニガナ キク科
花期 5月~7月
ニガナは五つの舌状花をつける。日当たりの良い所に群生し小さいながら春の野を黄色に彩る。茎や葉を切ると苦みのある乳液が出る。ウサギの鉱物とか。


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13
キンラン ラン科
花期 4月~6月
里山によく見られたが今は少ない。芳賀茎を巻き、黄金色の花の中央にオレンジ色の舌弁があり美しさを増している。この頃保護活動が広まり絶滅を免れる。この絵のキンランは、三輪みどり会の「みんなの森活動」の場で見られたものです。他の地域や図鑑のものよりも花の形(完全に開花、花のつくりが見える)・数が一段と優れ株数も多い。保護活動の成果。


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14
オカタツナミソウ シソ科
花期 5月~6月
唇形の花を茎の上部に密につけるのが特徴。寺家ではタツマニソウと共に田んぼや神社の土手、林縁にまだ見られる。


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15
ナルコユリ ユリ科
花期 5月~6月
細長い葉のつけ根から垂れ下がる花の列を鳥追いの鳴子(ナルコ)にみたてた。寺家の林に見られたが今は少ない。アマドコロは花が1~2個ずつがはなれてつく。


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16
ミヤマナルコユリ ユリ科
花期 5月~6月
筒形の白い花が数個ずつ並んで垂れ下がる様子を雀を追う鳴子(ナルコ)に見立てた。この種は葉が広く、花柄が葉に沿ってのび花をつける。


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17
ムラサキケマン ケシ科
花期 4月~5月
距をうしろにつき出した紅紫色の花をびっしりとつける。羽状に細く裂ける葉も特徴。やゝ湿った林内に多くみられる。キケマンやエンゴサク類は同じ仲間。


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18
ウツボグサ シソ科
花期 6月~8月
花穂の形を矢を入れる靭(ウツボ)に見立てた。紫色の唇形花をつけた姿が面白くも美しい。花を抜きとり、根元の甘い蜜を吸った子どもの頃がなつかしい。


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19
ヤマユリ ユリ科
花期 7月~8月
これは五日市の農家の裏山で見たもの。かつてはこの辺でも咲き誇っていた。現在、寺家など所々に見られる。種子から開花まで5年はかかるという。このような素晴らしい花が見られたいもの。


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20
ツユクサ ツユクサ科
花期 6月~9月
道ばたや草地・高原にも鮮やかな青色を見せる。花は苞(帽子形)から1個ずつ出て開く。この美しい花は半日でしぼむが、次に別の花が出て開く。古くはこの汁をこすりつけて布を染めた。


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21
ツリガネニンジン キキョウ科
花期 8月~10月
ふっくらとした鐘形の花がかわいい。細い線形のがく片と輪生する葉が特徴。ごく普通に見られたが、近頃はこのような美しい姿のものが少なくなったように思う。


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22
ヤブミョウガ ツユクサ科
花期 6月~9月
葉がミョウガに似るがツユクサの仲間。ミョウガと違って葉茎がざらつく。林内に生え、花弁3枚の白い花を輪生状に数段つける。果実は熟すと藍紫色に光り、目立つようになる。


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23
タイアザミ(トネアザミ) キク科
花期 9月~10月
寺家には、ノアザミやノハラアザミと共にこれも多い。背丈が高く、小さい花を横向きに多数つける。


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24
ヒガンバナ ヒガンバナ科
花期 9月
秋の彼岸の頃、土手や畦等を一面赤く染める。別名曼珠沙華。ほかにハミズハナミズ、花時に葉はなく花後、秋から葉がのび、春には枯れる。長く伸びたオシベとメシベが花を美しく見せる。




この記事へのコメント

2013年06月04日 10:14
絵入りの案内状のあたたかい感じがとても伝わってきます。

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